世の大半の人が、自転車は趣味じゃなくて、近場の移動用とか言う、
実用面で乗ってるわけです。
多分、95%か、下手すると98%と言っても過言ではないか?
くらいに。
なので、基本、壊れてから、「修理してください」って来るわけで、
そこだけピンポイントに修理でどうにかなれば良いけど、
まぁ、そうはならないですわ・・・。
ツッコミどころ満載で。
とはいいつつ、勝手に問題箇所を全部直すわけにはいかんし、
「あっちこっち悪いですよ~」って言ったところで、
修理費用15,000円とかになったら、もう、買い替えを検討し始めるんだもの・・・。
単に、チェーンが切れたんで、その交換だけなんだけども、
いやいや、その交換だけじゃぁちょっと厳しいやつ。
まず、フロントインナー。
逆に、よくここまで乗れてたなぁっていうくらいの尖り様。
歯の断面も、刃物化してるんで、新品チェーンに変えても、ローラー部分をスパスパ切っていきそうな勢い。
そもそもチェーンが噛むのかって言う。
ほんと、電動工具にでもこのリングを付けたら、丸太くらいスパッと切断するんじゃなかろうか?
あぁ、そうそう。
インナーがこうなるまでのプロセスとしては、この自転車ダブルレバー方式なんですわ。
変速レバーが。
なので・・・
使ってるうちにレバーを固定しているネジが緩んで、レバーが止まらなくなる
↓
ワイヤーを引っ張れないからインナーに落ちっぱなし
↓
そのままずっと乗り続けインナーだけ激しく消耗
というやつ。
スプロケはまぁまぁ。
でも、フロントがインナー縛りだったから、比較的重ためのギアを中心に使ってる傾向が有って、
そっち側で、ちょっと歯が削れている印象。
あとプーリーもご臨終な感。
そして、あたりまえにあるのが、ハンガーの歪みとか。
※上の写真のやつはハンガーにもまして、ディレイラーのケージ部分がねじれてる感じです。
そもそも、曲がったら交換しましょうがデフォのパーツなので、交換必至なわけで、
修正とかも基本不可。
実際、無理に曲げ直したら、くにゃっと柔らかくなって折れたりするし。
今年のツールで、キャノンデールのウランが勝ったステージ。
確か、メカトラ状態のまんまバイク交換もなく走り続けて、そのときに車から身を乗り出したメカニックが、
ディレイラーごとぐいっと力づくで曲げてたけど、あぁ言うのは基本やっちゃダメなわけです。
と、まぁ、そんな状態で、結局チェーン交換だけになるという話。
とりあえず、フロントはアウターが使えそうだから、緩んだときのレバーの固定方法とかレクチャーしつつ、
インナーを使わないように注意してもらって、ディレイラーとかハンガーの歪みなんかも知らせておいて、
なんじゃかんじゃ引渡し時に説明してって言う感じですわ。
今思えば、ボルト締め込んでアウター固定でも良かったか。
全とっかえなら楽なんだけども、この状態でチェーンだけ交換で、
変速調整なんかもやって、極力問題なく動かせる範囲を最大化するセッティングしてなので、
試されることこの上ない。
まぁ、毎度やってることだから、慣れたもんだけど。
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